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【社長なら知っておきたい】個人事業主と法人の決定的な違いとは?

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【社長なら知っておきたい】個人事業主と法人の決定的な違いとは?

【社長なら知っておきたい】個人事業主と法人の決定的な違いとは?

2025/12/05

【社長なら知っておきたい】個人事業主と法人の決定的な違いとは?

【社長なら知っておきたい】個人事業主と法人の決定的な違いとは?

事業が軌道に乗ってくると、多くの経営者の方が「個人事業主のまま続けるか、法人化すべきか」という選択に直面します。この二つには、それぞれメリットとデメリットがあります。

今回は、経営に大きく関わる「お金の扱い(役員報酬)」と「社会保険」という2つの重要なポイントに絞って、その違いを解説します。


1. お金の扱いの違い:社長の給料を経費にできるか?

まず、個人と法人では、事業で得た利益の扱い方が根本的に異なります。

個人事業主の場合

事業で得た利益は、そのまま「事業主個人の所得」になります。そこから経費や控除を差し引いた金額に所得税がかかります。事業主に対して「自分に給料を支払う」という概念はありません。

法人の場合

会社と社長は、法律上「別人格」として扱われます。そのため、会社は社長に対して「役員報酬」という形で給料を支払います

ここが大きなポイントです。この役員報酬は会社の経費(損金)にすることができます。役員報酬を経費として計上することで、会社の利益を圧縮でき、結果として税金の負担を軽減できる可能性があります。

ただし、役員報酬を経費にするには、「毎月決まった額を支払う(定期同額給与)」といった税務上のルールを守る必要があります。


2. 社会保険の違い:加入は「任意」か「義務」か?

次に、従業員だけでなく社長自身の社会保険についても大きな違いがあります。

個人事業主の場合

基本的に「国民健康保険」と「国民年金」に加入します。従業員を雇用している場合でも、常時5人未満であれば、社会保険(厚生年金・健康保険)への加入は任意です。

法人の場合

たとえ社長一人だけの会社であっても、役員報酬を支払う限り、社会保険(厚生年金・健康保険)への加入が法律で義務付けられています。

保険料は会社と個人で半分ずつ負担するため、負担が増えるように感じるかもしれません。しかし、将来受け取れる年金額が国民年金のみの場合より手厚くなる(厚生年金が上乗せされる)といったメリットもあります。また、社会保険の完備は、採用面での安心材料として有利に働くこともあります。


まとめ:どちらを選ぶべきか

個人事業主と法人の主な違いは以下の通りです。

  • 社長の給料:個人は経費にできませんが、法人は役員報酬として経費にできます。
  • 社会保険:個人は任意加入(条件あり)ですが、法人は加入が義務となります。
  • 税金の種類:個人は所得税(累進課税)、法人は法人税(ほぼ一定税率)がかかります。
  • 社会的信用:法人の方が高い傾向にあります。

法人化には、設立費用や赤字でも発生する税金(法人住民税の均等割)などの負担もあります。しかし、ある程度の利益が見込めるようになれば、手元に残るお金が多くなるケースも少なくありません。

法人化するかどうかは、所得が増えるほど税率が上がる「累進課税」の所得税と、ある程度一定の税率である「法人税」、そして「役員報酬から発生する所得税」の3つを天秤にかけ、トータルの税負担がどうなるかをシミュレーションして判断する必要があります。

ご自身の事業にとってどちらが最適かを見極めることが、今後の事業成長の鍵となります。

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